不良オヤジの挑戦

選挙で休みになるというのも面白いと思いましたが、

カルチャーショックはもっとありました。


選挙の日は街が荒れがちだということでオヤジはおいしい中華料理を求めて

タクシーでカントリーモードという

ショッピングセンターへ出かけました。でもなにやらいつもと様子が違います。



なんと空いてないのです。

誰もいないのでしょうがなく炎天下をぶらぶらと歩き始めました。


小一時間も歩いたころいつものショッピングセンターにつきました。

でもここもなんだか様子がちがいます。



ガードマンに聞いたら12時開店というのです。

なんと選挙のためにショッピングセンターの開店時間まで遅らせていたのです。



それでもなかのスーパーだけは開店していたのでオヤジは喜びいさんでビールコーナーに行って



得意のサンミゲールを６本持ってレジに並びました。


からからののどで１０分並んでいよいよオヤジの番です。

でもれじのオネーチャンからはなな～んと冷たい言葉が発せられました。




オヤジののどは一持間も炎天下を歩いてヒ～ヒ～いっているのに

ビールが酒類はお売りできませんというではありませんか！！



わじました。


念のためにと思い、レストランではどうかときくとやっぱり答えはノー。


オヤジはショックでした。


三度の食事よりビールが好きなオヤジにとってはこれは深刻な問題です。


そのときお～と！！！！ホテルの冷蔵庫には一本だけ残っていたと、気がつきました。



今度は帰りのジープニーの中で悩み始めました。


残りの一本のビールをいつ飲むかです。

昼は水で我慢して夕方に飲むか、


炎天下でからからになったのどにシュワシュワ～よ冷たい刺激を与えてやるかです。



暑いジープニーの中でそればかりを考え続けておりました。




いよいよホテルにつきました。


ホテルのロビーの脇にはレストランがあります。


念のためにとビ～ルを飲ましたくれるかと、聞いてみました。



神様はオヤジを見捨ててはいませんでした。



エッサー（お客様）、部屋にお運びします。


ウェイターがかろやかの声で答えてくれました。

心底ほっとしました。


いつもよりは高いビールとなりましたが、ここはフィリピン。


無事昼はすでに楽しい冷たいビールでのどを潤すことができましたし、


夜の分も確保できました。